学生である私の目線から vol.3『打ち抜き機械について』
こんにちは!追手門学院大学からインターンシップに来ている寺井です。
私の目線からエムツープレストのあれこれをお届けしています。
今回は『打ち抜き機械について』です!
本社工場には自動テーブル裁断機が4台、ラミネート機が1台、裁断機が2台、パワー機が1台あります。
守口工場には裁断機が1台、断裁機が1台、油圧機が1台あります。
特に自動テーブル裁断機はエムツープレストの強みです。
自動テーブル裁断機とは打ち抜き、ハーフカット、順送加工をする機械です。機械の高さ精度、送り精度が特に優れていて単なる打ち抜き加工だけでない精密な加工が可能です。シート材に対して1列だけの型を製作し、順送で打ち抜いていくことに適しています。入荷した素材は前工程でまず自動テーブル裁断機に乗るサイズに裁断しています。エムツープレストの自動テーブル裁断機は基本1000mmの長さで素材を送り、打ち抜いたものは手に乗るサイズが多いです。
私は4つある自動テーブル裁断機がそれぞれどういった違いがあるのかと疑問に思いました。それぞれ比べてみました!
自動テーブル裁断機1号機
メーカー名:坂本造機
加圧能力:15t
対応可能な材料の幅:500mm
対応可能な材料の長さ:1000mm
トムソン型取り付け可能サイズ:最大350mm(奥行)×500mm(幅)
1号機で打ち抜くとこんな感じです!
メーカー名:曙(あけぼの)機械工業
加圧能力:25t
対応可能な材料の幅:570mm
対応可能な材料の長さ:1150mm
トムソン型取り付け可能サイズ:最大400mm(奥行)×600mm(幅)
2号機で打ち抜くとこんな感じです!
3号機・4号機
メーカー名:三拓工機
加圧能力:45t
対応可能な材料の幅:650mm
対応可能な材料の長さ:1200mm
トムソン型取り付け可能サイズ:最大480mm(奥行)×700mm(幅)
3・4号機で打ち抜くとこんな感じです!
私ははじめ、打ち抜く素材によって機械が違うのだと思いました。でも実際は取り付けるトムソン型の大きさによって違いました。見事に私の予想は外れてしまいました!てっきり素材が違うのだと思っていたのに型の方だったとは…。1号機の自動テーブル裁断機が取り付けられるトムソン型が1番小さく、1号機で取り付けられれば2号機、3・4号機でも取り付けることができます。1号機で大丈夫であれば他の機械でも大丈夫ということですね。
自動テーブル裁断機という機械は初めて見ましたが、すごく大きなサイズの機械ではありませんでした。機械が大きいと乗せる素材も大きくなり、取り扱いが大変になるそうです。オペレーターの方たちが作業しているところを見ましたが、基本1000mmの長さにカットされたものを取り扱っていたので体に負担がかかるようなものではないと感じました。オペレーターの中には女性がいて、女性でも問題なく作業ができます。
機械は小さめですが、小さめにしておくと作業する人に負担もかからないですしスペースの確保もできます。
自動テーブル裁断機が実際に動いている動画があるのでぜひ見てみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=X8Sf8Rkpu1A
https://www.youtube.com/watch?v=8D2L-f0tkEA
次回はトムソン型についてお届けします。お楽しみに!
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