トムソン打ち抜き専門工場では、トムソン型（木型・ビク型）による打ち抜き加工を得意としております。トムソン型で打ち抜ける素材と言えば、ハサミやカッターナイフで切れるような比較的軟質のものですが、種類で言えば数限りなく存在します。
同業の打ち抜き加工会社では、守備範囲を特定して素材を限定しているところが多いですが、トムソン打ち抜き専門工場では、扱える素材は何でも加工しようというスタンスで、お客様の要望を聞きながら、あらゆる素材の加工に挑戦し続けています。
他社で加工を断られたお客様がおられましたら、ぜひ一度、弊社までお問い合わせください！
（一部、他の素材に影響（微細な粉塵等が飛散し付着する）を及ぼすものや、人体に影響があるようなのはお断りする場合がございます。）

トムソン打ち抜き専門工場は、単純な打ち抜き加工だけをする工場ではありません。
打ち抜きと一言でいっても、その中には、ハーフカットや順送加工、両面テープを部分的に貼る二次加工のほかに、打ち抜き加工の前後に付随する工程も合わせて行います。
前工程では、打ち抜き加工をする機械にセットできるワークサイズに材料を大断ちしたり、ラミネート（両面テープ貼り）をしたりします。
後工程では、打ち抜き後の製品の不要な部分を取り除いたり（カス取り）、必要に応じて曲げや組立などをおこない、最終的に検査、梱包といった人手による部分までも人員を揃えることにより、しっかりと対応しています。
この業界は、規模が小さく打ち抜き加工だけをおこなう、俗にいう「抜き屋さん」が多く存在し、材料もワークサイズで支給しなければならず、カス取りなどの処理も行わない、抜きっぱなしの対応をされます。トムソン打ち抜き専門工場では、それを一貫して行う体制を整え、出来る限りお客様の手間を省くように努めています。

トムソン打ち抜き専門工場では、回答納期を順守することはもちろん、受注から納期回答までのスピードを限界まで早めることで信頼される工場を目指しております。
まず、お客様から受注いただいた製品に関して、必ず受注確認のご返信をさせていただいております。その後、支給・調達問わず材料が入荷後すみやかに納期回答をさせていただきます（社内にある標準在庫品は受注時点でご回答します）。
要するに、弊社の加工要因だけの理由では、回答をお待たせいたしません。同業の打ち抜き加工業者だけでなく、受託加工の製造業において、事前に明確な納期回答を示してくれる会社は少数です。「この製品はいつ納品されますか？」「納期が過ぎたのに納品されていない！」といった連絡を頻繁にされているお客様も多いと思います。弊社では、お客様が事前に安心して納期までお待ちいただける即断即決の納期回答を常に心掛けております。

いただいたご注文はすぐに受注処理をし、弊社専用にカスタマイズされた生産管理システムにより、すべての製品に対して、必要な情報が記載された加工指示書を発行します。バーコードで現品票の発行や材料の発注、型番の管理、それぞれの工程管理ができるようになっており、加工指示書１枚で受注から発送までが記録されます。一度登録された内容はシステム管理されますので、何年後にリピート発注がありましても、間違うことなく以前に加工した製品を再度加工できます。
加工者、加工ロット、荷姿、場合によっては検査項目までを記載するので、トレーサビリティー対応もこの用紙でまかなっております。

長年、トムソン加工を通じて様々な業界のお客様と多くのお仕事をさせていただく中で求められる品質について多くの学びがありました。
品質とは、ご提供する製品の品質はもちろんのこと製品以外にご提供する質も重要であると考え、「価格」・「スピード」・「対応力」・「品質」の４つを行き過ぎない程よいバランスでブレずに安定的にいつでもご提供することこそ、エムツープレストが掲げる「M2品質」であると定義づけております。

トムソン打ち抜き工場では、納期回答させていただいた日程を変更することはほとんどありません。なぜそのようなことが可能か。この業界には30年以上携わり、加工内容もその時期に応じて変遷があります。現状では、加工設備を絞り、自動テーブル裁断機に特化したトムソン打ち抜き加工を進めております。ただし、小ロット・中ロット・多品種をメインに、素材は選ばずに幅広い業界の加工に対応しております。人の技量に左右されにくい、段取りに時間が掛からない加工方法を追求し、製造業でありながら、職人技のような技術主体の加工からはあえて遠ざかっています。その分、加工時間以外の隙間の時間を短縮し、どのような仕事がきても、リードタイムを読みやすく、生産管理がしやすい社内体制を築いております。

おかげさまで、ホームページからのお問い合わせをきっかけに、日本全国からご注文をいただいております。ご近所での地の利を活かしたお付き合いも大切ですが、昨今の路線便による配送網の充実、比較的軽く小さな製品の加工が大半になりますので、コスト・日数を考えても遠方のお客様との距離を感じさせません。日本全国からのお引き合いをお待ちしております。